はじめに
みなさん、こんにちは、こんばんはNatsuです。
みなさんは『美女と野獣』のお話はご存知でしょうか。
『美女と野獣』はフランス民話を基に作られた物語で村娘ベルと野獣に変えられた王子の恋模様を描いた物語です。
詳しいストーリーについては後ほど説明いたします。
東京ディズニーランドには(2020年9月〜)ニューファンタジーランド「美女と野獣エリア」がオープンしました。
このエリアではベルの村の風景や野獣の城などが再現され、映画『美女と野獣』の世界をおもいっきり体感することができます!
美女と野獣エリアについて書いた記事も良ければお目通しお願いします。
今回は東京ディズニーランドにオープンした「美女と野獣エリア」にちなみ、実写版『美女と野獣』についてご紹介します。
映画を観直して、独自な主観でアニメ版と実写版版の共通点と相違点をまとめてみました。
①実写版『美女と野獣』とは?公開年、興行収入、制作秘話
②実写版『美女と野獣』のストーリー、登場人物など
③映画『美女と野獣』:アニメ版と実写版の比較(共通点と相違点)
④ホッと一息つきたい夜におすすめの理由
実写版『美女と野獣』とは:公開年、興行収入、制作秘話など
実写版『美女と野獣』は1991年に作られたアニメ映画『美女と野獣』を基に作られています。
アメリカ、日本ともに2017年に公開されました。
Wikipediaによると、2017年に公開された日本では初日2日間で観客動員数が72万を超え、映画『アナと雪の女王』を超えるほどの記録になったそうです。
最終的な興行収入は124億円となり、2017年の映画興行成績で第1位となったそうです。
ー制作秘話ー
ディズニーは1994年に上演されたミュージカル版美女と野獣の映画化を企画していたが、アラン・メンケンは2011年のインタビューで映画化が「缶詰状態」と述べていた。その後、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズは『アリス・イン・ワンダーランド』『マレフィセント』『シンデレラ』『ジャングル・ブック』などの実写化作品を発表し、『美女と野獣』のリメイク版の製作を進めた。2014年6月にビル・コンドンが監督に起用され、9月下旬にはスティーヴン・チョボスキーがエヴァン・スピリオトポウロスの脚本を修正するために起用された。
2015年1月にエマ・ワトソンが、主演のベル役に起用されたことが発表された。ワトソンの起用はアラン・ホルンの指名であり、彼女が出演したハリー・ポッターシリーズを手がけていた。
実写版『美女と野獣』:ストーリー
本編:約130分
実写版『美女と野獣』のストーリーを独自にまとめてみました。
村に住むベルと魔女によって野獣に変えられてしまった王子の物語。
傲慢で心の醜い王子はお城に訪ねてきた乞食を容姿の醜さから追い返してしまった。
その乞食は魔女で、魔女は心の醜い王子の姿を野獣に変えてしまった。
魔女は一輪のバラを残し、お城の家来やお城に呪いをかけた。
(王子がバラの花びらが全て落ちる前に本当の愛を見つけられないと永遠に元の姿に戻れないという呪いである。)
数年後、狼に襲われて野獣がすむ城に逃げ込んだベルの父親(=モーリス)。バラの花を盗んだことで野獣に囚われてしまった。
そのことを知ったベルは野獣の城へ向かった。
野獣の城で再会した父は牢屋に閉じ込められていた。父を助けるため、ベルは身代わりとなった。
お城から一生出られないという野獣の言葉にベルは困惑する。
ベルは野獣のことを最初は受け入れられなかったが、野獣の人間らしさや優しさを知り、次第に惹かれるようになる。
野獣はベルに出会ったことで、優しさを少しずつ取り戻し、愛を知っていく。
野獣とベルは恋に落ち、呪いは解けるのだろうか・・・?
実写版『美女と野獣』:キャスト
実写版のキャストはアニメ版の人物像とマッチした人たちばかり。
映画に登場する主な人物を詳しく説明していきます。
ベル
ベルは発明家モーリスと2人暮らし。本が好きで頭もよく、知的な女性である。
村の人たちからは変わっていると思われていて、ベル自身も村に馴染めていないと感じている。父のことを大切に思っている。
実写版ではエマ・ワトソンが演じている。
ハリーポッターシリーズのハーマイオニー・グレンジャー役を務めていたので、そちらのイメージが強いのではないでしょうか?
知的で優しく、美しいベルを見事に演じています。
実写版では野獣が寂しい思いをしていたベルのために魔女からもらった鏡と、旅ができる本を見せます。
ベルは旅ができる本で幼い頃に住んでいた家に行きます。
そこでベルが目にしたものとはいったい何だったのでしょうか?
ぜひ、確認してみてください。
野獣
野獣(王子)は醜い姿に変えられてしまったことで、自分の姿を憎み、恥じている。
傲慢でうまくいかないことがあると、感情を表に出して物や人に当たったり、大声で怒鳴ったりしている。
実写版ではダン・スティーヴンスが演じている。
実写版ではヒールが高い靴を履いて野獣の歩き方を再現しているそうです。
また、野獣の時の声と王子の時の声はそれぞれ違いがあるので、ぜひ、映画で確認してみてください。
ガストン
ガストンは自分のことが好きすぎるナルシスト。村一番の美人であるベルを妻にしようと自己中心的に手に入れようとする横暴な性格。ともだちよりも自分の栄光を好む。ガサツ。
筋肉モリモリで力持ち。唾を遠くまで飛ばすことができる!?
実写版ではルーク・エヴァンスが演じている。
アニメ版ではガストンが歯を剣に移し、輝く歯をみてうっとりしているシーンがありました。
この実写版でも同じようなシーンがあるので、確認してみてくださいね。
ル・フウ
ガストンの親友。いつもガストンと行動をともにしている。ガストンが落ち込んでいる時は歌を歌ったり、やる気の出る言葉をかけたりしてガストンを元気付けているともだち思いのル・フウ。
明るい性格。
実写版では悪役ではなくなっていた!?頑固なガストンに嫌気がさしたル・フウがとった行動とはいったい・・?
実写版では映画『アナと雪の女王』のオラフの声優を務めていたジョシュ・ギャッドが演じている。
映画『アナと雪の女王』の記事も書いています。
ルミエール
お城に仕える給士長。魔女の呪いでろうそく台に変えられてしまう。
明るい性格で、どうにかなると思っている楽観的でプラス思考な考え方をもっている。
自分の呪いをなんとか解こうと懸命に頑張っている。歌が上手。自分の正しいと思うことに従い、間違っていると感じたら従わない。
コグスワースと仲が良い。プリュメットのことを愛している。
実写版ではユアン・マクレガーが演じている。
実写版『プーと大人になった僕』の主役クリストファー・ロビンを演じた俳優さんです。
実写版「プーと大人になった僕」の記事も書いております。良ければ参考程度お目通しお願いします。
コグスワース
お城に仕える執事。時間に正確で、曲がったことが大嫌いな生真面目な性格。
時間に正確というところからか、魔女の呪いで置き時計に変えられた。
野獣を怒らせないようにと考え、問題が起こらないようにいつも周囲を警戒している。
実写版ではイアン・マッケランが演じている。
実写版ではコグスワースの恋人のような人物も登場している!?
ポット夫人
料理番。世話好きでみんなの母親的存在。名前がポットということもあり、魔女の呪いでティーポットに変えられてしまう。
息子チップがいる。親子ということもあり、チップはティーカップに変えられてしまう。
いつもチップのことを気にかけている優しい母親である。
実写版ではエマ・トンプソンが演じている。
モーリス
ベルの父。発明家ではなく、芸術家。オルゴールを創作したり、絵を描いたりしている。
村人からは変わっていると思われている。
ベルのことを愛情を持って育て、大事に思っている。
ガストンのことは嫌い!?
実写版ではケヴィン・クラインが演じている。
実写版とアニメ版の5個の共通点(ネタバレあり)
共通点1. 衣装
登場人物のベルや野獣、ガストンの衣装がアニメ版とそっくりです。
アニメ版の特徴をとらえ、再現していました。
共通点2. 音楽
「朝の風景」「強いぞ、ガストン」「美女と野獣」「ひとりぼっちの晩餐会」
アニメ版で使用されていた楽曲が使われています。吹き替え版では歌詞が少し違いますが、曲調は同じ。CGを使って再現し、パワーアップしています。
共通点3. 人物像
登場人物の性格が似ています。
ベルをはじめ、登場キャラクターの性格を忠実に再現しています。
アニメ版と違っていたのはベルの父(=モーリス)です。実写版ではおちゃめさはなく、男らしくベルを守る父親でした。
共通点4. 野獣の城のリアルすぎる描写
暗い野獣の城の雰囲気が再現されていました。
野獣の部屋の様子もアニメ版と似ていてリアリティーが出ていました。
共通点5. ベルが住む村
ベルが住んでいる村の風景、山の風景が実写版でも色鮮やかに再現されていました。
ベルがうたう場所の草原もそっくりです。
実写版とアニメ版の11個の相違点(ネタバレあり)
相違点1. 野獣の持つ道具が2つ!?
アニメ版では見たいものをなんでも映す魔法の鏡が登場していました。しかし、実写版では魔法の鏡の他に「どこでも旅をすることができる本」が登場しています。
相違点2. アニメ版では描かれなかったベルのお母さんの秘密がわかる!?
1で登場していると紹介した「本」によって、実写版でベルは幼い頃に住んでいた家へ行きます。そこで自分のお母さんのことを知ります。
アニメ版では描かれていないベルの秘密ですね。
相違点3. モーリスの容姿と職業が違う!?
実写版のモーリスはアニメ版とは違って年が少し若い様な気もします。
モーリスは発明家ではなく、芸術家に職業が変わっています。アニメ版でモーリスが作っていた薪割り機は実写版では登場せず、芸術家として自作したオルゴールを売りに街へ出かけます。
また、実写版ではバラを盗んだ後、野獣に囚われますが、アニメ版ではバラは盗まず、暖炉で温まっている時に野獣に見つかって囚われます。
相違点4. アガットという女性が登場している!?
実写版では野獣に変えた魔女は「アガット」という女性として、ベルの村で住み、人々を見守っています。
アニメ版では登場しません。
相違点5. 本屋の店員が若い!?
実写版ではベルが本を借りにくる場所にはホウキを使って掃除する人物が登場!
ベルが本を借りている間に背景に大きな十字架のようなものが見えます。
ベルが来たこの場所は本屋ではなく、教会なのでしょうか?
アニメ版では本屋の店員としてメガネをかけたおじいさんが登場していましたが、年も若く、メガネもかけていませんでした。
相違点7. アニメ版では出てこない人物が登場している!?
実写版ではアニメ版には登場しない人物もいます。
たとえば、ガルドロープの旦那さんとして、出てくる「マエストロ」!
アニメ版の美女と野獣では野獣とベルが踊るシーンにしか登場しないグランドピアノ。
実写版ではガルドロープの旦那さんとして、登場しています。
また、ポッド夫人の旦那さんが登場しています!その名は「ムッシュ・ジャン」!
アニメ版ではポッドの旦那さんとしては登場していません。
実写版では冒頭のベルの歌「朝の風景」でベルが「ボンジュール」と挨拶をして、お話をする「ムッシュ・ジャン」。
ベルに「何を忘れたの?」ときかれてムッシュ・ジャンが「わからない」と答えていますが、その何かとはポッド夫人とチップのことを忘れているのかもしれません。
相違点8. ル・フウが味方になっている!?
ガストンと相棒のル・フウ。アニメ版ではガストンにル・フウが従っているのですが、実写版ではお城で戦うシーンで、自分勝手のガストンに呆れたル・フウがお城の家具たちの味方になって戦います。
アニメ版ではルミエールをやっつけようとするシーンもあり、最後まで悪役のイメージですが、実写版では少し優しいル・フウが観られますよ。
相違点9. オリジナルの曲がきける!?
再現されている音楽もたくさんありますが、実写版オリジナルの音楽もたくさんあります。
野獣がうたう「ディス・イン・ザ・サン〜日差しをあびて」「ひそかな夢」
モーリスがうたう「時は永遠に」です。
音楽の担当をしているのはアニメ版でも担当したアラン・メンケンさんです。
アニメ版では聞くことができない曲で貴重です。
相違点10. ルミエールの恋人の名前が違う!?
アニメ版では羽ぼうきに変えられてしまった女性の名前はフィフィ。
実写版ではプリュメットと名前が変わっています。
他にもアニメで「サルタン」として登場していた足掛け椅子。実写版では「フルフル」と名前が異なっています。
相違点11. エンディングが違っている!?
実写版ではガストンに撃たれ野獣が一度意識を失います。そのあと、お城の家具たちも本物の家具になってしまいます。
そのあとはアニメ版と同じく、呪いが解けるのですが、家具になってしまうシーンはアニメ版には描かれていません。
さいごに:ホッと一息つきたい夜におすすめ!〜理由〜
みなさんはちょっと一人でゆっくりしたいと思うことはありませんか。
たとえば、家事を全部終えてホッと一息つきたい時、仕事から帰ってきて夜ごはんもお風呂も終わって一息つきたい時など、そんな時は珈琲や紅茶など好きな飲み物を用意して実写版『美女と野獣』を観てみませんか?
実写版『美女と野獣』には耳馴染みのある音楽が多く、一緒に歌いたくなったり体を揺らしたりたくなるかもしれません。
一人で観れば誰にもみられないので、恥ずかしくありません。
楽しい音楽を聴けば、やる気が湧き次の日も元気に過ごすことができます。
また、実写版『美女と野獣』にはたくさん夜のシーンがでてきます。
夜に観ることで夜の暗い様子と映画の情景がマッチしてより一層映画の世界に没頭でき、思う存分ゆっくり優雅なひとときを過ごせるはずです!
本編約130分と少し長いと感じるかもしれませんが、素晴らしい映像美や音楽に浸ることでうっとりとロマンチックな気分を味わえますよ。
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ディズニー作品は何回観ても感動できる作品ばかりです。
今後は他の実写版やアニメ作品も感想やストーリーをまとめてアップする予定です。
おまけ:懐かしいディズニーのショーをご紹介!
映画に登場したルミエールが登場するショーをご存知でしょうか。
上の写真は「テーブル・イズ・ウェイティング・クリスマスキュイジーヌ」(2016年の様子)です。
「テーブル・イズ・ウェイティング」は東京ディズニーシーのアメリカン・ウォーターフロントの「ドッグサイドステージ」で行われていたショーです。(2011年からレギュラーショー化され、2017年の3月まで公演されました)写真はそのショーのクリスマスバージョンです。
このショーにはいろいろな国の料理でおもてなしをするキャラクターたちが登場します。
活気溢れる曲とダンスで魅了される素晴らしいショーでした。
美女と野獣の人気曲「Be Our Guest」という楽曲も使われていましたよ。
ルミエールが活躍するショーや映画『美女と野獣』のキャラクターが登場するパレードやショーを今後も楽しみにしています。
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最後までご覧いただきありがとうございました。