①えんとつ町のプペルのストーリー・あらすじ
②えんとつ町のプペルの登場人物・声優
③えんとつ町のプペルの魅力・感想
はじめに
みなさん、こんにちは、こんばんは。しもやんです。
突然ですが、みなさんは幼い時の夢や憧れなどありましたでしょうか。
小学校、中学校、高校、大学、社会人と成長するにつれて、現実と向き合いその夢や憧れがどこかへ行ってしまったりしませんか。
実際に私にも思い当たる節があります。
また、その夢や憧れを突き進むと必ず「絶対に失敗する」、「危ないからやめなさい」など反対の声が聞こえてくるかと思います。
結局、失敗も成功もしない無難な人生を歩んでいってしまうのではないでしょうか。
それが悪いわけではありませんが、少しは幼き日の自分のために頑張ってもいいのではないでしょうか。
本日紹介する映画「えんとつ町のプペル」は頑張ろうとしている皆さんの背中を優しく押してくれる映画です。
ぜひ一度観てみてください。
えんとつ町のプペルとは
監督:廣田裕介
脚本・原作・製作総指揮:西野亮廣
製作:吉本興業
制作:STUDIO 4℃
配給:東宝
公開日:2020.12.25(日本)
えんとつ町のプペルとは、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣氏が描いた絵本が原作となっています。
西野氏は、一人でも多くの子ども達に映画を観てもらうために、クラウドファンディングを利用して資金を集めていました。
その、西野氏の熱い思いが詰まった映画となっています。
えんとつ町のプペル:ストーリー・あらすじ
舞台は煙突だらけで、空が煙で覆われているとある町が舞台です。この町は非常に閉鎖的で町の外にも世界が広がっていること、空には星があることなど外の話をすることは禁止されています。約250年にも渡りこの状況が続いていたため、人々は外には別の世界が広がっていることを忘れ去ってしまいました。
主人公であるルビッチはその町で煙突掃除の仕事をしており、ルビッチの父親・ブルーノはすでに亡くなっています。
ブルーノはこの町で禁止されている「煙の向こうには綺麗な星空が広がっている」ことを紙芝居にして人々に伝えていました。
そのため、この町を監視している異端審問官から目をつけられ命を失うこととなりました。
ルビッチは父親のことを慕っており、父親の主張を信じ続けていました。
ある時、空から拳くらいの大きさの不思議な赤い光が町のゴミ捨て場に落下しました。すると、その赤い光を中心にゴミが集まり出し大人と同じ大きさのゴミ人間が生まれました。
その後、ゴミ人間とルビッチが出会い、ルビッチはゴミ人間のことを「プペル」と名付けました。この「プペル」という名前は父親の紙芝居の主人公の名前です。
町では禁止されている外の世界の話、綺麗な夜空があることを信じそれを証明しようとするルビッチとゴミ人間プペルの友情の物語が幕を開けます。。。。
えんとつ町のプペル:登場人物・声優
ルビッチ:芦田愛菜さん
本作の主人公。職業は煙突掃除。幼き日に父親を亡くしてしまいます。
その父親の夢を引き継ぎこの町の外には夜空が広がっていることを主張します。
真っ直ぐな性格で、人々から反対されても自分の意思を貫く強い心の持ち主です。
プペル:窪田正孝さん
ゴミ人間。ルビッチの友達。非常に心がやさしく、ルビッチのサポートをしてくれます。
毎日ルビッチに体を洗ってもらってますが、翌日には匂い・汚れが元に戻っています。
ブルーノ:立川志の輔さん
ルビッチの父親。この国の秘密を知るスコップから外の世界の話を聞かされ、それ以来、その話を紙芝居を使って町の人々に伝えて回ります。
町の人々から馬鹿にされ、罵られ、時には暴力を振るわれますがそれでも心を折ることはありませんでした。
非常に家族思いで、息子であるルビッチに慕われていました。
町の禁止事項である外の世界の話をしたために、異端審問官に追い詰められ命を絶つこととなります。
ローラ:小池栄子さん
ルビッチの母親。ローラも非常に心が優しく、ブルーノの妻であることを誇りに思っています。
今は病気により車椅子での生活となっています。ルビッチのことを大切に思っており、この町の闇に立ち向かうルビッチのことを誇りに思っています。
スコップ:藤森慎吾さん
フリーの鉱山泥棒。おしゃべり好きで誰も聞いていないのにずっとしゃべり続けます。
無煙爆弾やアーマーなど画期的な発明が得意。
トシアキ:宮根誠司さん
この町を取り締まる異端審問官の長。変化を嫌う人々の心理を象徴しています。
えんとつ町のプペル:4つの魅力
魅力1:豪華キャスト陣(声優陣)の演技力
この映画の大きな魅力の1つに映画を支える豪華キャスト陣(声優陣)の存在があります。
芦田愛菜さん、窪田正孝さん、藤森慎吾さん、宮根誠司さんなど普段テレビで活躍されている方が声優を務めています。
普段はじっくり聴くことができないキャスト陣の声優としての演技力の高さには驚かされます。
特に注目してほしい箇所が2つあります。
1つ目はスコップを務めている藤森慎吾さんの早口で喋るのシーンです。PERFECT HUMANのラップを思い出しました。
2つ目はブルーノを務めている立川志の輔さんのラストシーンです。約10分くらい語り続けるシーンがあるのですが、少しでもずれたらやり直しになる箇所だと思います。そんなシーンでも少しのズレもなく語り続けるには、非常に高い技術が必要なのではと感じました。
また、エンドロールをみて気がついたのですがなんと、西野氏の相方である梶原雄太氏もどこかでキャスティングされています。
魅力2:可愛いキャラクター
2つの魅力は可愛いキャラクター達です。
一旦性格や背景は抜きにしてキャラクター達をよく見てみると可愛らしさが伝わってくると思います。
独特のタッチで描かれている人々表情や細めの手足に大きな顔など、この作品と特徴がよく表れていると感じました。
魅力3:映像美
3つ目の魅力は映像美です。
あまり変化のない背景の中に、CGで描かれたキャラクターが所狭しと動きまわります。
また、複雑な作りの街並みも綺麗に鮮やかに描かれています。この映像を見ているだけで飽きがきません。
魅力4:斬新なストーリー
4つ目の魅力は斬新なストーリーです。
星が見えることは当たり前である私たちの世界において、星が見えるか見えないかで大きな論争となる世界はなかなか斬新であると感じました。
しかし、その「あたりまえ」に対して疑問を抱いているルビッチが、自分の思いを貫き成功させる。その過程の大切さを西野氏は私たちに伝えたかったのではないでしょうか。
おわりに
この映画は、自分の夢や思いを貫きたいけど貫けない、そんなあなたの背中を優しく押してくれる映画です。映画を見終わった後の心の鼓動が今だに忘れられません。
この映画に携わって頂いた全ての方々に感謝申し上げます。私もこのブログを通して様々な方々がwinwinになれるよう頑張っていきたいと思います。
最後になりますが、本ページの画像は全て「映画 えんとつ町のプペル」さまのサイトより引用させていただきました。