はじめに
みなさん、こんにちは、こんばんは。しもやんです。みなさんはPS4のインディーズゲームで遊んだことはありますか。インディーズゲームとはDL販売のみのゲームで通常販売されているものと比べて安価で手軽に遊べることが魅力です。また、ゲームの作品数としても非常に数が多くどのゲームをプレイするか迷う方も多いと思います。
本日ご紹介する、「風ノ旅ビト」というゲームは数あるインディーズゲームの中でも屈指の名作と言われています。なぜなら、「PS4 インディーズ おすすめ」で紹介されているサイトには必ずと言っていいほどこの作品が掲載されています。
せっかくなので私も実際に遊んでみて、何がオススメなのか、どんなゲームなのか体験してきたのでその感想をみなさまにお伝えしていきます。
風ノ旅ビト 概要
販売元 | (株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
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ジャンル | アドベンチャー |
プレイヤー | 1〜2人(協力プレイ) |
リリース日 | 2015年7月23日 |
値段 | 1,320円(税込) 2020年6月現在 |
『flOw』や『Flowery』などを手がけてきたthatgamecompanyによって制作された最新アドベンチャーゲーム。オンライン機能に対応しており(PS4版において2017年現在PS-PLUSの契約は不要)、他のプレイヤーと協力プレイすることが可能。
舞台はどこまでも広がる砂の世界で、プレイヤーはクローク風の外套をまとった「旅ビト」を操作して先に進んでいく。文字や言葉による直接的な情報やコミュニケーションを排し、美しいビジュアルと演出だけで世界観を表現する独特な作風が特徴。
ダウンロード専売というギャップを跳ね返し、D.I.C.E. Awards、IGN、GameSpot、Spike VGA、Joystiqなどの主要アワードで2012年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを総なめにした。特にゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワードでは、ゲーム・オブ・ザ・イヤーを含むノミネートされた全6部門を全て制する前代未聞の偉業を成し遂げている。また本作のサウンドトラックは、ビデオゲーム史上初めてグラミー賞に正式ノミネートされた。一方で開発会社であるthatgamecompanyでは、製作期間があまりにも伸びてしまったため、SCEからの資金調達に成功するも最終的には開発中に倒産してしまったという(異説あり)。
また『ICO』、『ワンダと巨像』を制作したゲームデザイナーの上田文人は今作をTwitter上で「Journeyをプレイして感じたこと。“暇潰し”のコストパフォーマンスではなく、“感動”のコストパフォーマンスの高い希有なゲーム。 こういうゲームこそ、多くの人にプレイしてもらいたい。」と称賛している。
上述のように風ノ旅ビトが獲得したタイトルは数知れず。ここまで評価されているゲームなら一度は遊んでみる価値はあると思う。
風ノ旅ビト ストーリー
旅ビトはどこから現れ、どこに向かうのか。広大な荒野に取り残された彼を導くものは山の頂きに煌々と輝く一筋の光のみ。
その頂きを目指す間に幾多の困難が旅ビトを待ち受ける。時には一人で、時には別の旅ビトと一緒に困難を乗り越え頂きを目指す。
このゲームには明確なストーリーというものが存在しないと私は思っています。文字もなければ目的もよくわからない。よくわからないなりに操作していくといつの間にか操作を覚え、なんとなく進めていくうちにクリアしていく。そんなゲームです。
よく、様々なゲームでストーリー解釈は人それぞれといいますが、このゲームはその特徴が顕著だと思います。
風ノ旅ビト 感想
操作方法・目的地の理解
風ノ旅ビトの感想について述べていきたいと思います。まず、最初に前述した通りだが操作方法が全くわからず、何をすればいいかもわからない。そんななかなんとなく動かして、なんとなく進めていくうちに操作方法や目的地について分かっていく。それらを理解してく過程がなんとも言えない気持ちい心地に感じます。
なぞの協力プレイ
このゲームには2人協力プレイ機能が備わっています。しかし、通常のゲームとは大きくことなります。以下に風ノ旅ビト協力プレイの特徴をまとめました。
風ノ旅ビト協力プレイの特徴
①オンライン協力プレイ
②誰とつながっているかわからない
③突然協力プレイが始まり、いつの間にか終わっている。
④コミュニケーションは音をだす、動かすことでしかとれない
突然協力プレイが始まりどこともなくもう一人の旅ビトが現れます。その旅ビトとはジェスチャーのみでコミュニケーションをとり、一緒に障害物を乗り越えることができます。
広大な孤独の空間に一人ポツンといるなかで誰かと出会える喜び、そして別れる悲しみはなんとも言い難いものです。自然と互いに協力して物語を進めてしまいます。
雰囲気
広大なフィールドの雰囲気も大きな魅力だと感じます。砂が舞う様子、風が吹く様子、様々なシチュエーションが優しいタッチのCGで描かれています。俗に言う、雰囲気ゲーでもあるのがこのゲームの魅力と感じました。
プレイ時間
様々なタイトルを手にしているからとても長く、ボリュームのあるゲームであることを想像すると思います。しかし、意外とあっさりクリアできます。
実際に遊んだ時間は3時間程度です。本当にあっという間にクリアできてしまいます。
お手がるに遊べるところもこのゲームが多くの人に遊ばれている理由ではないかと感じました。
評価される3つの理由
風ノ旅ビトは獲得タイトルにも現れているように実に様々な視点・国々から高評価を得ています。私個人の感想ですが、風ノ旅ビトが評価されている点を考察してみました。
虚無感
広大なフィールドに一人ポツンといる。右も左もわからない。なにをすればいいのか、どこに行けばいいのかもわからない。
実際の人生でもなかなかこのような状態にはならないでしょう。このとてつもない虚無感の中を孤独なまま突き進まなければならない。この心の高鳴りが評価のうちの1つだと思います。
新しい感覚の2人プレイ
虚無感のなかにも1筋の光があります。それはどこからともなく現れるもう一人の旅ビト。この旅人は世界中でプレイしている誰かです。お互いに何をしていいか、どこに行けばいいかわからないなりにコミュニケーションをとりながら協力して障害を乗り越える。
このような2人プレイは他のゲームにはないと思います。
達成感
何もない虚無感、孤独感から必死に前を進み目指してきた山頂の頂き。ここにたどり着いた旅ビトは一体何人いるのか。おそらくほんの一握りでしょう。孤独の中苦労して頂上にたどり着いた景色の先には何があるのか。
そこにたどり着いた時にはとてつもない達成感があるに違いありません。
おわりに
本日は風ノ旅ビトの感想と題して、その魅力や評価されているポイントをまとめていきました。
日常暮らしていく中でも孤独になったり、行き先がわからなくなることが多々あるかと思います。しかし、そんな時は必死にあがいてみましょう。もしかしたらどこからともなく旅ビトがあらわれて一緒に協力して進むことができるかも知れません。
とても不思議な時間を過ごせるゲームでした。開発担当者の方々、ありがとうございます。
本日は以上です。
①虚無感
②新しい感覚の協力プレイ
③達成感