はじめに
みなさん、こんにちは、こんばんはNatsuです。
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」を読みました。同図書には絵本ということばがたくさん登場していました。子どもの頃から絵本に触れ合うことは多く、絵本は子どもの発達にかかせないものだとわかります。
同図書の第2章:乳児期の園児の保育に関するねらい及び内容では「絵本は絵に描かれた状況や感情を共有することを通して園児と保育教諭等のやり取りを生み出し、園児の言葉に応じて、保育教諭等が言葉のやり取りを展開していくことを可能にする。」と記されています。
ここでは「保育教諭等」と書かれていますが、「保育教諭等」を「親や家族等」と置き換えてみてください。絵本を通じて関わる大人(:最も身近な親や家族)がこどもの発した言葉をきき、その言葉に新たな言葉を加えていくことで言葉の獲得を援助していく。また、その獲得した言葉をこどもたちがコミュニケーションに使っていくことで会話を楽しんだり、新たに言葉を獲得していったりということにつながっていくのだと思います。
今回は絵本を手作りしてみました。
子育てで時間が少ししかとれないけれど、オリジナルなものを作りたいと考えている方にオススメだと思います。
簡単に揃えられる材料で作ることができるので、ぜひ、試してみてください。
①2歳児の発達過程、特性
②2歳児に最適な絵本とは
③iPadで絵本を作るときのやり方
④絵本の作り方
2歳児の発達過程、特性
子どもはそれぞれの年齢で特性があります。個人差はありますが、絵本を作る上で2歳児の特性を調べてみました。
2歳ごろの子どもは,それまでに周りの大人たちから吸収してきた言葉を一気に表出して話し始めます。
「ブーブー,乗る」などの2語文を話すようになり,発達の早い子は「ブーブー,こっち,来た」などの3語文も話すようになります。
自分の感じたことを言葉で表すこともできるようになります。
「きれい。」「かっこいい。」などの表現が豊かになり,語彙も増えてくるので言葉の世界が一気に広がりを見せる時期だということができるでしょう。
2歳後半ごろになるとおしゃべりも盛んで,周りの大人から話しかけるだけでなく子どもからも自発的に話しかけることが多くなり「○○ちゃん,パパとケーキ食べた。」などと自分のことを養育者に話す場面も出てきます。
好奇心が芽生えてきて「これは?」,「なあに?」などと尋ねることも多くなります。
様々なことに興味を持って誰かに疑問を投げかけることで語彙や知識が豊富になり,それが更なるその後の言葉,思考力,創造力の発達に繋がっていく と言うことができるでしょう。
保育士くらぶHP
2歳児向けに最適な絵本
特性を踏まえた上で最適な絵本は何か調べてみました。
いろいろな内容がありましたが、私が参考にしたのは下の内容です。
子どもたちに投げかけている主題は、わかりやすくしっかりとしていることが重要です。成長段階に沿って、関心の高いテーマであれば、子どもたちは登場人物に自分をかさね、絵本の世界を楽しむことができるでしょう。
◆言葉のおもしろさを味わえるもの言葉の響きやリズムを楽しめる絵本は、子どもたちが言葉を覚えていく2歳のころにもおすすめです。何度も読むうちに、絵本のなかのフレーズを覚えてしまう子もいるでしょう。
保育のお仕事レポートHP
2歳児向けの絵本を作る際に注意した点
①目で見てわかりやすいように顔だけにしました。
②「これはだあれ?」というように繰り返し言葉が登場するようにしました。
③表情を変えました
「泣いているね」、「嬉しいんだね」など言葉をかけられるようにしました。
2歳児向け絵本の作り方
メディバンペイントで新しいキャンパスを選択し、新規作成を選択します。
(縦(高さ)19cm、横18.2cm(幅)を設定してください。)
iPadのメディバンペイントで絵を書いて、Phontoというアプリでテキストを入れました。
背景は目に優しい緑を選択しました。
絵本:材料
A4画用紙
はさみ
絵本の絵を印刷したコピー用紙
のりか両面テープ
リボンか紐
パンチ(一つ穴パンチでも可)
絵本:7ステップの作業工程
絵本の原本が描けたら印刷しましょう。工程を説明していきます!
①縦19cm×横18.2cmに作ったものをA4用紙に印刷します。
②穴で閉じるところをあけてハサミで切り取ります。
③穴を閉じるところは裏表で逆になるのではさみで切るときも気をつけます。
④画用紙に貼ります。(画用紙に貼った方がヨレません)
※次のページにくるもの(裏になるもの)を貼り合わせましょう。
穴の閉じるところが同じになるように貼りましょう。
⑤本の形になるように重ねます。
幼児向けなので、周りを切って危なくないように丸くします。
⑥穴を開けるときにテープを貼って破れないようにします。
テープを貼ってから穴を再び開けます。
⑦リボンをつけて完成です。
黒い画用紙に金色のハテナマークを糊付けしたものをラミネートして答えが隠れるように工夫しました。
さいごに
今回は2歳児向けの絵本を手作りしました。
この本をきっかけにたくさんの絵本に触れてくれるといいなと思い、可愛い絵になるように心がけ、簡単な内容のものにしました。一緒に読んだり、言葉を補ったりして楽しみながら、言葉を覚えて欲しいです。
作った絵本には「これはだあれ?」という言葉が何回も登場するようにして、言葉が耳に残るようにしました。1つのパターンを繰り返すという単純な絵本なので、見ていてわかりやすいと思います。
手作りなので、市販の絵本よりもより親しみの感じられるものになると思います。
ぜひ、作ってみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。