はじめに
みなさん、こんにとは、こんばんは。しもやんです。
みなさんは普段TVゲームで遊ぶことはありますか。私はたまに(週1日)くらいで遊んでいます。ゲームで遊んでいるときは何も考えずに頭を空っぽにできます。忙しい毎日の中でゆったりとした時間を過ごすことも大切かなと思います。
私はTVゲームの中でも特にドラゴンクエストシリーズが大好きです。今日はドラゴンクエストシリーズの中でも「音楽」「フィールド」に着目して、私個人の感想をまとめていきたいと思います。なお、私は10、9はやりこんではないため、その2作品は今回ご紹介いたしません。
まとめるに当たり、それぞれの曲を「冒険感」「悲壮感」それぞれ5段階評価としてみました。「冒険感」は前向きにワクワクするイメージ、「悲壮感」は魔物に苦しめられている人々の心情のイメージです。
ドラゴンクエスト
ドラゴンクエストシリーズの原点。ロトシリーズの1作目。ラダトームから初めてフィールドに出たときにゴールである竜王の城が望める、こんな演出に初プレイ時はワクワクしたことを覚えています。
広野を行く
冒険感:★
悲壮感:★★★★
この曲はドラゴンクエスト1のフィールド上どこでも聴くことができます。竜王に支配されているアレフガルド全体の悲壮感を見事に表現されているなと感じます。そのことから悲壮感★4つとしました。
この曲は前向きなイメージがなかなか得られないと感じたので冒険感★1つとしました。
メロディーのループがいくつかのパターンに分かれていて曲調が変わるところも注意して聴いてみると良いと思います。
タイトルは「広野を行く」です。今(2018年)となってはドラゴンクエスト1のフィールドは非常に狭いですが、発売当時は十分に広かったのではないでしょうか。個人的には「荒野を行く」としても曲調、ゲームの雰囲気としてもマッチするかなと考えました。
ドラゴンクエスト2
ロトシリーズの2作目。前作は1人旅でしたが、今回は3人パーティで冒険を進めていきます。3人それぞれ戦士、魔法戦士、魔法使いと役割が決められてRPGとして戦略性が増した作品です。
フィールドも前作の4倍の広さとなり、世界中を冒険している気分にさせてくれる作品です。
遥かなる旅路
冒険感:★★
悲壮感:★★★★
3人目が仲間になるまで、若しくは仲間の誰かがモンスターにやられてしまってからフィールドで聴くことができる曲。ドラクエ1のフィールド曲「広野を行く」と比べて少しリズミカルにはなったがどことなく哀愁を感じさせる曲であると感じます。また、メロディもはっきりとしているので歌詞がついている歌のようにも聞こえます。
ローレシアの城を出発した主人公がサマルトリアの王子、ムーンブルクの王女を仲間に加えるために冒険に出発する際、今後待ち受ける数多の困難を暗示させるかのような曲です。
リズミカルな分、冒険感は★2。哀愁を感じさせてくれる分、悲壮感は★4です。
果てしなき世界
冒険感:★★★★
悲壮感:
ドラクエ2と言ったらこの曲という方も多いのではないでしょうか。無事に3人目が仲間になってからフィールドで聴くことができる曲。これからハーゴンを倒しに行くぞ!という主人公たちの前向きな気持ちが伝わってくる曲です。冒険感★4です。
ドラクエ2は難易度が高いことでも有名です。仲間の誰かがやられてしまったらフィールド曲は「遥かなる旅路」になります。冒険感の「果てしなき世界」、悲壮感の「遥かなる旅路」。相反するこの2曲がドラクエ2の冒険を楽しませてくれます。
余談ですが、ドラクエ1の時に登場したアレフガルドに上陸すると「広野を行く」が流れます。懐かしさを感じさせてくれますね。
ドラゴンクエスト3
ロトシリーズ3作目。仲間は計4人となり、転職システム、呪文系統の確立、空の移動、昼夜、2マップ性など前作から大幅にパワーアップした作品です。ドラクエ1へと繋がるシナリオは見事としか言いようがありません。
冒険の旅
冒険感:★★★★★
悲壮感:★★★★
ドラクエ全シリーズのフィールド曲を代表する曲と言っても過言ではない名曲中の名曲。ドラクエ11でも使用されています。小太鼓のリズム、シンバルの迫力、メロディー力強さ・冷たさ、非常に頭の中に残る名曲です。
この曲からは晴れの日、雨の日、昼夜、砂漠、大雪原、密林、洞窟など様々な場所、天候条件、時間の中で困難に立ち向かっていく主人公たちの姿がイメージできます。ドラクエ3の特徴でもある昼夜システムにもこの曲はぴったりですよね。
冒険感★5、悲壮感★4です。悲壮感★4としたのは絶望で前も向けない、というよりは困難を乗り越えていくぞ!というイメージが強かったからです。
ドラゴンクエスト4
天空シリーズ1作目。ストーリが1章から6章まで分かれているオムニバス形式の作品。1章から4章では主人公が代わって行きます。メインである5章でそれまで各章での伏線回収、そして各主人公たちを仲間に加えながら世界の脅威に立ち向かって行きます。各章それぞれにフィールド曲が割り当てられており、先頭の仲間を変えながら曲を楽しむのもドラクエ4ならではです。
戦士はひとり征く
冒険感:★
悲壮感:★
1章及び1章主人公である戦士・ライアンの曲。バトランド王国で子供誘拐事件が発生し、近衛兵であるライアンに調査が命ぜられました。
全体的にのんびりとした曲調で、お昼時の日常をイメージさせる曲です。王宮兵士であるライアンにとって国の治安維持は日常業務なのでしょう。冒険感、悲壮感共に★1です。
おてんば姫の行進
冒険感:★★★
悲壮感:★★
2章主人公、サントハイム王女であるアリーナの曲。彼女はおてんば姫とも呼ばれており、お姫様にも関わらずパーティ内では肉体派である前衛タイプのキャラクターです。
メロディから彼女が意気揚々とお城を抜け出してスキップしながら冒険してる姿が、一定のリズムで流れる重低音からはアリーナを護衛するブライとクリフトの苦労がイメージできます。そんなアリーナのイメージから冒険感は★3つ、お供の気苦労を感じさせる曲から悲壮感は★2です。
武器商人トルネコ
冒険感:★
悲壮感:★
3章主人公、武器商人トルネコの曲。この章の目的はお金を貯めること。ただそれだけ。のほほんとした雰囲気の曲からトルネコが商品を仕入れに出かけている姿が想像できますね。また、意外と単純なメロディが一度聴いたら中々頭から離れないです。
冒険感、悲壮感共に★1つとしました。
ジプシーの旅
冒険感:★★
悲壮感:★★★★
4章のマーニャ、ミネア姉妹の曲。父の仇を追っている二人の苦労が伺える曲。絶望感、そして哀愁を感じます。なんて言ったらいいかわからない悲しさもあります。また、夕方、荒野を歩いている2人の姿も彷彿とさせます。
冒険感★2つ。悲壮感★4つとしました。
勇者の故郷
冒険感:★
悲壮感:★★★★★
5章主人公にして全編通しての主人公である勇者の曲。自分ひとり残して滅んでしまった故郷を一歩出ると聴ける曲。タイトルである「勇者の故郷」。主人公が自分の故郷を想って悲しみひ打ち拉がれている姿が容易に想像できます。
心が折れてしまって前に進めない、そんなイメージから冒険感★1つ。悲壮感★5です。
馬車のマーチ
冒険感:★★★★
悲壮感:★★★
仲間が全員集まり、いよいよ魔王を倒すために突き進んでいく。そんな時にフィールドに流れる曲。壮大なメロディ、そして途中小さくなるメロディ。そのギャップが非常に小気味好い雰囲気を出してくれます。ドラクエ3の「冒険の旅」に似た冒険感、困難さを感じることができます。
冒険感★4、悲壮感★3です。
ドラゴンクエスト5
天空シリーズ2作目。親子3世代にわたる壮大な物語、ドラクエ5。ドラクエ歴代主人公の中でも最も苦労人と呼ばれる主人公。父を目の前で殺され、奴隷時代を過ごし、妻と石にされてしまう。とてもつらいつらいつらい歳月だったでしょう。しかしそんな苦労にもめげず前に進んでいく姿は数々のプレーヤーに勇気を与えてくれたことでしょう。
モンスターを仲間にできることもこの作品の大きな特徴でしたね。
地平の彼方へ
冒険感:★★
悲壮感:★★★
ドラクエ5メインフィールドの音楽。あまり抑揚のないメロディそしてリズムが様々の出来事によって傷心してしまった主人公の心情を表しているように感じます。また、この独特のリズムと主人公たちの足踏みのリズムが絶妙にマッチしているのも見どころ?聴きどころ?かなと思います。
街角のメロディ
冒険感:★★
悲壮感:★
妖精の世界で流れる曲。雪がシンシンと降っている中を散歩しているような気にさせてくれるメロディ。軽やかでとても幻想的です。幻想的なイメージから冒険感は★2つ。悲壮感は★1つです。
暗黒の世界
冒険感:★★★
悲壮感:★★★
物語終盤に訪れる魔界の曲。聞いていて非常に耳が痛くなる、痒くなるそんな曲です。この聴き心地の悪さが魔界の雰囲気に見事にマッチしているなと感じます。メロディが変わるあたりでこの魔界の雰囲気でもどこか這いつくばってでも前に進んでいく主人公たちの姿勢を感じさせてくれます。そんなところから冒険感、悲壮感共に★3つとしました。
ドラゴンクエスト6
天空シリーズ3作目。裏世界、表世界の2つの世界を行ったり来たり。転職システム、仲間モンスター、多様な登場人物、斬新な乗り物と今までのドラクエの総集編のようなドラクエ6。
さすらいのテーマ
冒険感:★★★
悲壮感:★★★
下の世界のフィールド曲。夢か現実か。対になる上の世界のフィールド曲と非常に似て非なる曲。主人公というよりは仲間であるテリーが一人で荒野を冒険している姿が想像できる曲。重厚感がありゆったりとしたリズムが今までの作品のフィールド曲とは一線をかきます。
テリーをイメージして冒険感、悲壮感ともに★3。
もう一つの世界
冒険感:★★
悲壮感:★★
上の世界の曲。下の世界と比べると同じメロディではあるがかなり間延びした印象を受けます。現実なのか、幻なのか、夢なのか、この対の曲が物語に意味を与えてくれます。
間延びした分冒険感、悲壮感ともに薄れて★2です。
ドラゴンクエスト7
単独シリーズ。初の立体3Dの作品。プレイ時間が非常に長いことで有名。最初のスライム相対するまで1時間はかかりました。フィールド以外にも思い出に残る曲が沢山あります。過去と現在をつなぐ様々なピースが一つに繋がった瞬間は感慨深いものがあります。
ちなみに、私が人生で初めて買ったCDがドラクエ7のサントラです。
失われた世界
冒険感:★★
悲壮感:★★★★
過去の世界のフィールド曲。過去の世界は各地域それぞれ魔物に苦しめられています。そんな心情、どんよりとした雰囲気を丁寧に表現できていると思います。
初めて過去の世界、ウッドパルナへと飛んだ主人公たちの不安ながらも前に進む情景、街々の抱える黒い影から冒険感は★2、悲壮感は★4とします。
足取りも軽やかに
冒険感:★★★★★
悲壮感:★
現代のフィールド曲。過去の世界と比べると元気に溢れている曲。歴代フィールド曲の中でも最も冒険感に重きを置いていると感じます。特に曲調が変わるところの伴奏の雄大さは聴きごたえがあります。大草原をこの曲を聴きながら散歩したら気持ちいでしょうね。
冒険感★5、悲壮感★1です。
ドラゴンクエスト8
初のPS2の作品。見渡す限りの世界がそこに広がります。スキルシステムは今後のドラクエへ応用されています。世界の隅々までだらだらと散歩するだけでも楽しい作品です。
広い世界へ
冒険感:★★★★★
悲壮感:★
ドラゴンクエスト8のフィールド曲。歴代最高傑作のフィールド音楽だと私は思います。ドラクエ8の広い世界を見事に表現しているの一言につきます。目を閉じながらこの曲を聴くと朝日が昇る時から沈むまで、月が夜空に浮かぶ時から消えゆくまで、様々な自然情景が目に浮かびます。車で遠くにドライブする際もこの曲はぴったりです。
文句なしの冒険感★5、悲壮感★1
大平原のマーチ
冒険感:★★★★
悲壮感:★
「広い世界へ」のアレンジ曲。キラーパンサーに乗っているときに流れます。この曲を聴くと昔飼っていたワンコの元気な姿が思い浮かびます。リズミカルなメロディに合わせて広い世界を冒険している、そんな気分にさせてくれます。
個人的に広い世界へがベストな為、冒険感★4、悲壮感★1つです。
ドラゴンクエスト11
PS4の作品。その後のロトシリーズへと繋がりを彷彿とさせる様々な曲、伏線、エンディングが大きな特徴でもあります。この作品のためにPS4を購入しました。
勇者は征く
冒険感:★★★★★
悲壮感:★★★
まさしくザ・行進曲といったイメージです。いい意味でよくも2017年に国民的RPG用にこの曲を作れたなと感心してしまいます。今までのフィールド曲のどれよりも躍進感があると感じます。冒険している感じはもちろんですが、一歩、一歩コツコツと様々な困難を乗り越え前に進んでいる姿もイメージできます。
冒険感は★5つ、悲壮感は★3です。
さいごに
ドラクエの曲はどの曲を聴いていても、その時その時のプレイ状況が目に浮かぶ素晴らしい作品だと思います。このような素晴らしい作品を作り続けてくださる、すぎやまこういち先生始め、スクエニの方々には感謝しております。今後とも素晴らしい作品を期待しています。
お目通しありがとうございました。